2011年3月4日金曜日

裁判所に行ってきました、、、

私には未成年の子供が二人いるので、毎月離婚したパパから養育費をもらっている。ちなみに学童保育だけでも一ヶ月千ドル以上のアメリカ、養育費が無かったら私の仕事だけじゃとてもじゃないけど働きに出れない。現に保育費が高すぎて払えず、それで仕事に出れないという母親が世の中にはいっぱいいる。ちなみに私の仕事はそういう親達の保育費の助成金を扱う部署。

と、話はそれましたが、そのパパが去年仕事を無くした。もちろんそのせいで毎月定期的に入ってきた養育費がなかなか入ってこないようになった。そうなると、こっちもすごく苦しくなって、結局上司に許可をもらって子供を学童保育に行かせなくて良い様に週に何日か家で仕事を半年くらいして節約した。結局パパは去年末新しい仕事を見つけたわけだが、その後すぐ養育費の調整要求を裁判所にだしたのだ。ところがその額がぜんぜんあってない。初めからそんなもの出すなら出すで私の方に先に連絡して来れば良い物を、自分でさっさと裁判所に行った物だから、こちらとしても反対にヒアリング(法廷審問?)をリクエストするしかなかった。そうやってやっと2、3日前に上の写真の裁判所に行って来た。

裁判所に行く二ヶ月ほど前に、ちゃんと手紙が来てこの書類とこの書類を裁判の日の三日前には出すようにと指示された。私は裁判官に怒られるのが怖いので早々と提出して待っていたのににもかかわらず、パパは一切書類を提出しなかった。そして裁判の日到来。いったい来るのかなと思いつつ裁判所に行ったら来てる。最初から喧嘩する気にもならなかったので、提出しなかった書類の話はせず、挨拶を交わして座るとかなり待たされた後に州の副司法長官に呼ばれてまずは会議室に連れて行かれた。

ここからが笑っちゃう。私はちゃんと書類を提出していたので問題なく収入や出費の額など簡単に計算できたわけだか、パパのほうは今日始めて書類を持ってきたわけだから、副司法長官のほうもあまりいい気にはなれなかったみたいで、すごく厳しいの。結局パパは今まで銀行の口座から下ろしたお金や、老後のための年金口座から罰金を払いながらもおろしたお金まで全部収入と計算される羽目になって、結局養育費が下がるどころか反対に700ドル以上も余計に払わないといけないと言われていた。本人はもう真っ青。あたふたしながら、「そんな大金払えるわけが無いじゃないか。」と泣きそうになってる。それでも相手にしてくれなかった。そのままあれよあれよという間に書類が出来上がって後は裁判官から署名をもらうだけ。それを見てると、やっぱりかわいそうだし、本当に今の仕事じゃ払えるわけ無いの知ってるから、結局「あの、もう今から養育費の調整要求撤回はできますか。」と聞いてみた。もらう側がいらないという例はあまり無いみたいで、びっくりしてこっちを見た長官は「あなた達が二人とも了解すればできますよ。」と言ってくれた。だから結局今まで払ってくれなかった子供たちの医療費を半分必ず払う約束で今回は養育費の調整要求を撤回することにした。いったい初めから払わなくてはいけない医療費をここまで言わないと払わないパパに絶対慈悲はいらないはずなんだけど、どうしても良心がとがめちゃって、、、でも、もったいない事したかも、、、

会議室を出て、「いったい家を売ったお金はどうしたの?」と聞いたら、そのお金はもうすでに全部使ったそうだ。唖然。私はその時のお金でたっぷり今の家の頭金を払うことができたのに、そんな大金もう使ってしまったなんて、やっぱり結婚していた時の苦労が思い出される。お金無かった訳だよなぁ。やっぱり離婚は正解でしたと思った一瞬でした。

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