2011年9月21日水曜日

父の面影


父を思い出す後姿
 もうすぐ学校のピクチャーデーなので、息子を散髪に連れて行った。本当はネットで見つけた横の写真のように切ってもらいたかったのだが、美容院に着いたあたりから息子がいやだと言い出したので、美容師さんと息子二人でカタログを見て新しいヘアカットを見つけた。ところが30分後に息子を見て思わずふきだしそうになった。息子のヘアカットって亡くなった父がよくしていたヘアカットと丸っきり同じじゃぁん!

後ろから見ると、頭の形から父とそっくり!髪の質が同じなんだろうと思う。頭の上は3㎝ほどあるのにそれでもジェルなしで立ち放題。まるっきり小さいおじさんじゃん。(笑) 思わぬところで父のDNAに出くわした感じ。そういえば、昔同じ髪型の息子の写真を日本に送った時(まだ息子が2歳くらいの時)お父さんが電話で「俺の髪型と一緒じゃんかぁ。」と言っていたのを思い出した。「その髪型おじいちゃんみたいだよ。好き?」って聞いてみたら、「うん、ちょっと短いけど後ろの所がふわふわしていい。」と本人はお気に入りの様子。結構短いので、この分だとまた一ヵ月後に散髪行きになりそう。それにしても、思わぬ所で父を思い出した一瞬だった。

2011年9月18日日曜日

仕事復帰


足がだんだん良くなって来て運転も一人で出来るようになったので、この頃たまった仕事がすごく忙しい。

民間で働いていた時はどんなに少なくても必ず一年に一回はお給料が上がった。けれど、アリゾナ州公務員はもうこの所5年くらいはお給料が上がっていない。そのせいで公務員の間で唯一お給料を上げる手段は今の仕事を止めて新しい仕事に就くことだ。そのせいで、同僚が次々と仕事を辞めたり隠居したりする中、その人達の仕事内容がじゃんじゃん私に回って来るので余計忙しい。それも残業はまるっきり禁止なので、時たまそれ無視して仕事をしたりするんだが、上司との間では黙認となっている。

これは余談だが、私が思うにそんな事していたら有力な人達を無くすだけではなく、新しい人材教育にお金がかかるので長く見てみればもっと金がかかるような気がするが(CPSのケースだってあることだし、、、)私の大ボスは一応州知事のジャン・ブルーワーなので、あまり政府の悪い事は言えない。

という訳で私の仕事の内容はいろいろある。その中のひとつは州と契約をとっている会社が契約書に基づいてちゃんとコンプライアンスしているかをモニタ―(監査)する仕事。この仕事は毎月送られて来るレポートに目を通して出来るものもあるが、少なくとも一年に一回は会社のほうに出向かねばならない。ところが私が運転できなかったせいで、その仕事が山のように積もっている。これが一番忙しい理由。

明日は月曜日。またお仕事がんばるぞ!

2011年9月8日木曜日

ネットフリックス

うちの娘今日三日目でまだ熱がある。結局ストレップでは無かったものの、先生からのお勧めでいまだに抗生物質飲ませてるけれど、これってウィルスじゃないの?ぜんぜん効いてないよ。

という訳で、仕事をお休みした昨日は家でも仕事をする気にならなかったので、結局お仕事本当にサボって映画を見ていた。彼が先週末ネットフリックスというオンラインのDVDレンタルをテレビに付けてくれたので早速試しにいろいろ見てみた。最初はアメリカの映画だけだろうと思っていたのに、実際見てみると世界中の映画があるある。それで日本の映画を探してみて見つけたのがこの二つ。


最初の映画はピクチャー・ブライドと言って日本語に訳すと「写真婚」。私はアメリカに来るまで知らなかったが、昔、日本からもたくさんの男性が一攫千金を求めて太平洋を渡ってアメリカに来たそうだ。「写真婚」というのは一種のお見合いで、アメリカに渡って来た日本人の男性と日本にいる女性が写真だけでお見合いをして結婚する所からそう言われている。私は写真だけで知らない人と知らない土地で結婚するなんて想像できなが、結構たくさんの女性がそうやってアメリカに来たそうだ。中にはこの映画のように、年を偽ってアメリカに着いたら結婚する相手はなんと20歳も年上だったとか、暴力を振るわれても逃げるところがないとか、すごくかわいそうな場合もあったみたい。

次の映画は「Shall we ダンス?」この映画はアメリカ版なら見た事があるが、日本版は初めて。日本版の方が先に出来たのにね。さて、映画自体はアメリカ版とまったく同じだし、出ている俳優の人達がこれほどアメリカ版に出ている俳優の人達と似てるってのも驚き。だけどやっぱりなんとなく日本版の方がおくがあるように感じたのは私だけかな?この映画見た後は私も社交ダンスならいたくなっちゃった。単純です私。

とにかくこのネットフリックス、月々10ドル以下で映画見放題。わざわざレンタルのお店に足を運ばなくても良いしすごく便利。こうなったらこれからたくさん映画を見ることになりそう!

2011年9月6日火曜日

また熱が出た


昨日月曜日はアメリカでは労働祭(Labor Day)で休日だった。それで週末三日続けてお休みだったんだけど、急遽今日もお休みしなくてはいけなくなった。と言うのも娘がまた熱出したから。昨日の夜から頭とのどが痛いと言って熱が出始めた。今日の朝一番に計ってみるとやっぱり38度。しょうがないので上司に欠勤のメール。

それにしても話し外れるが休日明けや月曜日に仕事休むのってすごく気が引ける。なんとなくもしかしたらお仕事サボってるんじゃないかなんて思われるかな、なんて考えてしまう。これってもしかして一種のPhobia (恐怖症)?(笑)

話を元に戻して、、、、他の子供たちを学校まで送っていった後、仕事のメールをチェックして、小児科医院が開き次第電話してアポを取った。娘はStrep Throat (溶血性連鎖球菌咽頭炎)になりやすい。だからちゃんとチェックしておかないと、家族みんなにも移るかもしれないし、またむやみに学校に行かせて他の子供達に移るようなことになっては大変だ。病院に連れて行くと、先生がいつものように娘ののどを綿棒で拭いてそれを二つのペトリ皿にとった。まずはひとつをその場で検査。これは5分くらいで反応が出るが、間違いがある場合がある。その検査では娘はストレップではないと診断が下ったが、念のためもうひとつのペトリ皿はラボに出して検査をするので結果は明日の朝にならないとわからない。のどを検査した後に先生もストレップの可能性が高いと診断したみたいでちゃんと処方箋も書いてもらった。

という事で、いったい娘はストレップなのか、そうじゃないのか、答えは明日。働くママにとってはつらいです。

2011年9月5日月曜日

フェニックス・マーキュリー

試合後に
土曜日の夜は家族みんなでフェニックス・マーキュリー(Phoenix Mercury)の試合を見に行った。フェニックス・マーキュリーは女子プロバスケットボールのアリゾナのチームだ。私は男子バスケットボールなら見に行った事があるが、女子は始めて、、いつもスポーツ大好きの息子は「えーっ女子ぃ?」なんて言っていたけれど、結構はまっていたみたい。スポーツ観戦はスポーツそのものに興味がなくても、音楽とか、ダンスとか、ゲームとか、食べ物とかで結構楽しめる所があるのでいい。試合の途中に何度かアナウンサーが「Make Noise!」と言って観客みんなに大声を出させたり騒がしく音を立たせたりする事があるのだけれど、その時もみんなで大声出したり拍手したりして、結構のってしまった。(笑)それにしても子供達にちょっとしたスナックと飲み物を買っただけで30ドルも使ったよ。たかい~っ!結局試合はフェニックス・マーキュリーの勝ち!やったね。

コンパスルームから夜景を見ている息子
試合は夜9時過ぎに終わったけれど、せっかく久しぶりにみんなでフェニックスのダウンタウンに夜に来たので家に帰る前に近くのハイアットリージェンシーのラウンジに寄って行く事にした。ダウンタウンハイアットの最上階にはコンパスルームというレストランとラウンジがある。このレストランは一時間でレストラン自体が360回転する様になっているので座って食事をしながらフェニックス中の夜景が見れる。ラウンジでは夜遅く行くとリバースハッピーアワーと言って飲み物やデザートが安くなる。子供達はストロベリーショートケーキと紅茶かココア、彼(運転手)はコーヒー、私はカクテルで一時間夜景を見てリラックスした。ここはホテルのラウンジなので、変に酔っ払って大声を出す大人もいないし、子供連れでも大丈夫。反対に静かなので小さい子供だと子供が大声出さないように気を配るほうが大変かも。子供たちは床がぐるぐる動いているのにびっくりして、まるで乗り物にでも乗っているように喜んでいた。

2011年9月2日金曜日

小鳥


2、3日前娘が走って私の部屋に来た。「非常事態」が起こったと言うのだ。何事だと思いながら外に出ると、この小鳥。ドアを開けたとたん驚いて前の庭中を駆け回っていた。まだすごく小さい小鳥なので羽も十分に生えていないみたいだし絶対自分で飛べそうに無い。娘によると親鳥が先ほどまで屋根にとまって心配そうに見てたみたいだけれど、もう私が外に出た頃にはいなくなっていた。

ここでさてどうしようと思った。親鳥が近くにいるので、むやみに触れない。一度触ってしまうと人間の匂いがついてしまって、反対に親鳥に捨てられる羽目になるかもしれない。今のところ怪我も何もしていないみたいだし、もしかしたらそのままほっといても大丈夫かもしれない。けれど、娘はもう小鳥さんの面倒を見たくてたまらない。かごを買ってお家を作ってあげようとか、自分たちで立派に育てて行こうとか、いろいろ計画を立てているようだ。

実を言うと、同じような事態に遭遇したことが何年か前にある。その時は娘のパパ側のお姉ちゃんが、むすめと同じくらいの年のときだった。かわいらしい小鳥がかわいそうで、その時は何も考えずに箱に巣を作ってそこの中に小鳥を入れた。ところが、私たちがあげようとする水も、えさも絶対食べようとせず、その鳥は結局死んでしまったのだ。今まで野生で育ち、親鳥からご飯をもらっていたのだから、いきなり人間が食べさせようとしても無理に決まっている事を私は考えてなかった。結局大泣きする義娘と一緒にお墓を作ってあげた覚えがある。

また同じ過ちをしたくないので、娘に説明して今回はそのままにすることにした。娘はすごーくがっかりして、私の心も痛むけど、しょうがない。その後、2時間ほどして外に行くと、小鳥はいなくなっていた。いったいどこに行ったのか、、、親鳥と一緒に飛び立って行ったのかな。そうあってほしいなと思いながら、小鳥のいなくなった庭を見た。