2012年2月2日木曜日

蝶々夫人

長年行きたいと思っていたオペラ、ついに行って来た!九州で生まれ育った私は長崎に行くたびに蝶々夫人の銅像を見ては可哀想だなと子供ながらにも思っていたが、実際にオペラを鑑賞してみると、「可哀想だな。」なんて度が違う!

あらすじはこのとおり。アメリカ軍人が日本に行って15歳の少女と恋に落ちて結婚する。(えっ、15歳ですか?) ところが1904年くらいの話だから、外人と結婚した蝶々夫人は即、日本の家族親戚一同から勘当されてしまう。ところが結婚したこのアメリカ軍人は自分の妻をを日本に残したままアメリカに帰ってしまう。(えっ?どうして?)夫がアメリカに帰った後、蝶々夫人は男の子を身ごもっていることに気づき、夫のいない日本で一人子供を産む。小さな男の子と一緒に日本に残された蝶々夫人は夫からの連絡が途絶えた後も毎日海を見ながら夫の帰りを待ち、3年の月日が流れていく。ところがある日突然、待ちに待った夫がアメリカから帰って来たと思いきや、なんと夫はアメリカで結婚した別の奥さんをはるばる日本まで連れてきたのだ。(これって本当?どうして???)その奥さんと夫はずうずうしくも、蝶々夫人の生んだ男の子を引き取りたいと言ってくる。蝶々夫人は自分の夫に従わなければならないと、(えっ、またまたどうして????)夫に息子を引き取らせてしまう事になる。息子が夫と家を出た後蝶々夫人は一人孤独に自分の命を絶ってまったのであった。おしまい。

オペラのストーリーも音楽も、私にとっては長崎のグラバー園を思い出させて、オペラで感動したと言うよりも、ホームシックになったような気分。それで涙を拭きつつオペラを観終わった。

それにしても、日本の物語とあって、もうすぐフェニックス市で開催される年に一度のお祭りの宣伝代わりにロビーには浴衣を着た子供達がたくさんいた。着物を着た大人の日本人の方もいたけれど、「やっぱり子供たちとお話してこよ~っと」と、一緒に写真も取ったよ。だってかわいいんだも~ん子供たち!

0 件のコメント: