2012年9月15日土曜日

さようならスノーボール!


今年の夏、悲しい出来事が起こった。約二年ほど家で飼っていた愛犬のスノーボールが死んでしまった。スノーボールはダックスフンド。ダックスフンドを買うまで全然知らなかったことだが、ダックスフンドはヘルニアになりやすい種類なのだそうだ。よく思い出してみると、一年ほど前、足を引きずっていたことも会って、それもきっとヘルニアの症状だったに違いない。今だから言えるが、その時は犬猫病院に連れて行ったにもかかわらず、先生はヘルニアのことなど何も言わなかった。

今回のニュースは、私達が夏休みの旅行からちょうど家に帰ってきた日に来た。何が起こったのかは解らない。夜は健全だったスノーボールが、いきなり朝になったら足を引きずって歩いていたと言うのだ。夜中に高い所から一人で飛び降りたのか、背中をねじったのか、何が起こったのかは今でも解らない。次の日は月曜日で、私はその日は普通に仕事に行っていたが、スノーボールを引き取りに行っていた彼から「救急動物病院に連れて行かないといけない。」とすぐ連絡が入った。嫌な気がしたが、「うん、すぐ連絡してね。」とだけ言って電話を切った。待つこと2時間後、また連絡が来た。電話口で彼が泣いているのがわかる。何も言わないのに私も泣いてしまった。彼が言おうとしていることは言わなくても解った。

スノーボールの症状はかなり重症で、対処方法は手術しかない。それも、高いお金を掛けて手術しても100パーセント完治の保証は無いと言うのだ。下半身がまるっきり麻痺しているのでこのままではトイレにも行けない。私が抱っこしておしっこさせることは出来るけれど、それも自分からすることは出来ない。歩けないけれど、私たちを追って足を引きずって歩くので、足の肌が真っ赤になって血が出てきている。それでもスノーボールは一生懸命後を追ってくる。

長いこと話をした後、私たちは安楽死の選択をすることにした。今まで犬を買ったことはあるが、安楽死をさせたことは初めてだったので、すごく辛い選択だった。もう二度と犬は欲しくないと思った。今でも時々家に一人でいると、スノーボールが歩いてくる音が聞こえるような気がする。スノーボールがくしゃみをする音とか、水を飲む音とかが、なんとなく聞こえるみたい。気のせいだろうとは思うけど、家族の一員が突然いなくなるというのは信じがたいことだ。

2 件のコメント:

Sherry さんのコメント...

うわあ、読んでるだけで私も涙目です。動物好きじゃないヒトにはわからないだろうけれど、ペットってまさに子供と一緒ですよね。

短い間とは言え良いお家でたくさんの家族に囲まれて良い人生を全うできたのではないかと思います・・・・。

アリゾナママ さんのコメント...

シェリーさん、温かいお言葉ありがとうございます。全然予想していた事ではなかっただけに、今でもお店でペット用品を売ってある所や、ドッグフードがおいてある所を通るたび悲しくなります。近頃は特にハロウィーンのコスチュームなんかあると、スノーボールに着せたらきっとかわいいかもなんて思った後に悲しくなります。いつになったらこの感情が無くなるんだろう、、、