2012年7月23日月曜日

マンザナール強制収容所

夏休み!6月の終わりに家族旅行の第一弾として、レイクタホまでロードトリップに行ってきました!レイクタホはサンフランシスコの北東に位置しており、アリゾナからは約1000キロ。車で約12時間ほどかかります。今回は、ホストママとパパと一緒に行ったので、一日目はカリフォルニアのチャイナレークと言う所にある空軍基地で一泊となりました。二日目は空軍基地を出た後、レークタホに行く途中にあるマンザナール強制収容所という所による事にしました。マンザナール強制収容所というのは第二次世界大戦中、日本軍による真珠湾攻撃直後にアメリカにいた日系人全員が収容されたアメリカ国内で10箇所ある収容所のひとつです。(ちなみに収容所がアリゾナ州にも一箇所あるというのはこの時に始めて知りました。)日系人と言っても、日本から来た一世や、二世、三世など、また、日本人国籍を持つもの、アメリカ国籍を持つものもかまわず全員収容されたところです。前に話は聞いたことがあるものの、実際博物館に行って写真や、収容所の生活状態などを実際に見てみると、全然会ったことの無い人達なのに、涙がぽろぽろで出てきました。今でも同時多発テロのあとにターバンを巻いた人たちが差別で殺害されたニュースが出てくるこの世の中、60年以上も前の話、差別はきっと今以上に想像できないほどひどかったんだと思います。収容所に入ったほとんどの人たちが財産を全部無くしたそうで、さぞや悔しかったことでしょう。第二次世界大戦というと、日本でのアメリカ軍による攻撃、広島、長崎での原爆などを想像するのが日本人としては普通だけれど、こうやってアメリカの土地でもアメリカ国籍の日本人にかなりの影響があったということを目の前にして、今回はかなりの勉強になりました。アメリカに住んでいる日本人にとっては、日本軍による真珠湾攻撃は「迷惑」そのものだったんですよね。中には日本政府を恨みながら亡くなった日本人がいたと言っても納得できるような気がします。

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